2019年度前期,授業期間中もブログを続けてみた雑感

これまでは授業期間中にブログを更新することはあまりなかったのですが(大変なので),この2019年度前期はブログをなるべく書くように心がけてきました。前期もようやくあと1週でおしまいです。今数えてみたら18記事だったので,平均すると週1回ぐらいでしょうか。昨年12月から3月が10記事だったので,少しずつ書き慣れてきたように思います。少し振り返りと現在の実感を書いておこうと思います。

過去30日のログをみると,ユーザー数は3300なので110人/日ぐらい,ページビューだと5700 PVなので,190 PV/日ぐらいのアクセスがあるようです。2019年4月は月間2000 PVぐらいだったので,段々と検索流入が増えてきたのがわかります。

この間にバズったのが,若手経営学者リストの件と,一橋の英語改革の件の2回ありました。これらのアクセスを含めると28000 PV/4ヶ月弱,均すと240 PV/日ぐらいになります。バズった時は,たしかに1日に何千アクセスもあると多いなとその瞬間は思うのですが,重要なのは毎日の検索流入の方なのかなと思いました。

このほかにウェブ媒体としてはTwitterとFacebook,その他Instagramやらがあって,まあ使いこなせているかどうかよくわからない状態です。Twitterはエコーチェンバーが発生しやすい印象を受けます。同意する人だけに届いてしまうというか。もうちょっとツイート数を増やしたいのですが,有益なことを書くにはちょっと短すぎるしブログと被るし,日々のおもしろおかしいことは,もっとあるはずなんだけどツイートするまで覚えてなかったりするのが難しいですね。

Facebookは,本当は毎回ブログを書いたら投稿するようにしないといけないのですが,なんとなく気後れしてしまうことも多いです。もっぱらread onlyになっていて,名刺交換させていただいた方々の近況を知ることができるのがよいですね。

ウェブサイトを更新する当初の目的は,動物園のパンダを見るような興味を満たせれば良いかなと思っていました。大学のセンセイというよくわからない生き物がこんな感じで生活しているよという情報が世間にはものすごく少ないので,情報量が増えるといいかなと思ってやりはじめたのです。ゼミ選びなどでも,学生達はすごく少ない情報や不確かな噂でゼミを選択しています。それよりは,僕のゼミに来るかどうかは,僕の書いた物を読んでもらって好き嫌いを判別してもらうのが良いだろうと思っていました。

この数ヶ月は,もう少し積極的な意義も見いだせてきていて,たとえば「経営学での卒業論文のネタやテーマの探し方」とか「経営学・商学・ビジネス系でおすすめの大学の探し方」が割と検索流入でアクセスされているのが印象的でした。普段インターネットだけで情報を入手しようとする学生や生徒のみなさん向けに,役立つ情報の提供をもう少し拡充できたらいいなと思っています。アウトリーチというか,授業以外での学習機会になると社会的な意義があるかなと思いました。

個人的な楽しみとしては,研究者業界向けや同業者(経営学者)向け,学生向け,いろいろとネタを投げてみては,ああこういうのが反応があるのか,こういうのは反応がいまいちなのかと試行錯誤ができるのはおもしろいなと思っていて,年単位の作業になるの論文執筆と比べると,短いスパンで反応がくるのが良いと思います。公開してから1ヶ月ぐらいで検索流入がくるかこないかがわかるので,それが面白いです。ブログ全体のテーマを確立するにはもう少し時間がかかりそうですが。

悩ましいのは,1日に書ける文字数には限度があるので,それをブログに割いてしまっていいのかどうかという問題です。特に他の締め切りや優先すべき別の仕事との間での選択が悩ましい。最近は副業や複業といった就業形態が流行っていますが,資源配分の問題をどう解決しているのか知りたいなと思いました。試しにゼミの時間に作成した「レポートの書式例:タピオカはなぜ繰り返しブームになるのか」をこの前アップしましたが,他の授業資料もアップしたり,もう少し本業とのシナジーが生じるような仕組みになるように後期は考えてみたいと思います。

4年生執筆の学生ブログでは,「アムウェイに勧誘された大学生がアムウェイのこと調べてみた」が今のところ一番よく読まれています。独特の経験をよく書けているのと,「アムウェイ 大学生」の検索キーワードを当てたのが大きいですね。当初は,経験が貯まった4年生でないとブログは書きづらいかなと思っていたのですが,形式要件のゆるいブログは割と書きやすいようなので,このカリキュラムは一旦1,2年生に下ろしてみて,3年生4年生はもう少しフォーマルなレポートや論文を書くトレーニングにするように順序だてを変えようかなと思いました。

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