経営学・商学・ビジネス系でおすすめの大学の探し方

こんにちは。受験シーズンも終わりに近づいてきましたね。高校2年生にとっては,そろそろ進路を考え始める時期だと思います。

なんとなく企業経営に興味がある,経営学に興味がある人向けに,経営学を深く学べる大学・学部の探し方の秘訣を教えたいと思います。秘訣といっても,実はとても簡単です。①インターネットに出回っている出所不明の偏差値表を使わないこと,②経営学の先生が何人所属しているかを数える,それだけです。

一口に経営学と言っても,学問としては戦略論や組織論もあれば会計学,マーケティングと様々な学問をまとめて経営学と呼びますので,なるべく経営学の教員数が多い大学を選ぶことが重要です。

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インターネットに出回っている怪しい偏差値一覧に注意

まずは正しい(ちゃんと編集された)偏差値表を使いましょう。大手予備校の物は大丈夫ですが,個人のまとめているインターネットの偏差値表は機械的な処理をしているために,抜けが多いです。例えば「経営学」や「商学」「ビジネス」のキーワードが学部名にも学科名にもコース名にすら入っていないけれどもおすすめの大学というのがあります。国公立で探すなら,試しに長崎大学経済学部経済学科が偏差値表に入っているかどうかを確認してください。長崎大学は九州有数の経営学教員数を擁する大学ですが,学部名からはそうと判別できません。経営学で良い大学を探そうと思ったら,長崎大学が入っていない大学偏差値一覧は使ってはいけません。

ちゃんと編集されている河合塾とかの社会科学系の偏差値一覧を使いましょう。

地域の名門を調べたければ,歴史を確認する

経営学の歴史が長い,いわゆる名門大学を調べたければ,wikipediaの旧高等商業学校のページを見るのが手っ取り早いです。三商大(一橋,神戸,大阪市大)は有名ですが,旧高商は他にもあります。小樽,福島,横浜国立,富山,滋賀,和歌山,香川,山口,長崎,この辺りは近辺の類似の国立大学よりも経営学の教員数が多いはずです。

数校まで絞れたら,必ず経営学教員の数を数えよう

最後に,実際に教員の人数を数えます。要注意なのは,「人文社会学部」みたいにひとくくりになっている地方国立大学です。学部の先生全員を数えてはいけません。このような大学で実際にどのくらい経営学を学べるかを確認するためには,”経営コース”みたいな名前のついているコースに配属されている先生の数を数えましょう。もし”経済経営コース”みたいな名前の場合は教員の約半分が経営学だと推測できます(もう半分は経済学)。

試しに東北地方で検索してみます。

弘前大学は医学部で有名ですね。経営学はというと,人文社会科学部社会経営課程企業戦略コースが経営学にあたります。2019年2月に数えたら10名でした。

秋田大学は該当する学部・コースがないので省略します。

岩手大学人文社会科学部には経営コースのようなものはなさそうです。教員は1人だけ経営学を名乗っていました。

山形大学人文社会科学部経済・マネジメントコースがありますね。コース全体では18名ですが,半分は経済学者で,経営・会計系は8名ぐらいでしょうか。

福島大学は旧高商ですがどうでしょうか。福島大学経済経営学類の中でも企業経営専攻に12名の教員がいらっしゃいます。確かに他の国立大学よりは少し多いですね。山形大学の8名と福島大学の12名では1.5倍違うので,大きく違うとも言えます。

旧帝大の東北大学経済学部・経済学研究科になるとどのくらいいるかというと会計大学院も合わせると60名ぐらい。数え方次第ですが26名ぐらいは経営学ないし会計学の教員のようです。

(ちなみに,国立と私立を単純比較はできませんが,私の勤務している東北学院大学経営学部は24名です。あれ,結構東北圏内だと結構良い選択肢かもしれませんね。)

「この先生に教えて欲しい」までは絞り込まない方が良い

残念ながら,大学の先生は結構転職(別の大学に移動)します。高校2年生の時に受けたオープンキャンパスで良い講義をしてくれた若い先生がそのまま居続けるという保証はどこにもありません。なので,○○先生,まで絞り込むのは少し危険かもしれません。これまでに述べてきたように経営学教員の人数の多い大学へ行くというのが高校生にできる,なるべく良い大学を選ぶコツだと思います。

実はもう一つ基準があって,大学のs/t比(学生/教員比)を調べるという方法もあります。ただしまずは分母となる教員の数がある程度確保されていることが前提になりますので,s/t比を検討する前に,経営学教員の人数は絶対に数えた方が良いと思います。

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