コンテクストを愛す

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自己紹介の趣味欄って困ります。僕にはあまり趣味というほどの趣味はないのですが,音楽で言うとアレンジとかリミックスとかカバーとか,「歌ってみた」でも改変の大きい物,J-POPのパクリ疑惑とか,そういう改変物loverなのです。音楽に限らず,和歌でいうところの本歌取り,絵を見ていても論文を読んでいても,誰の影響を受けたとか,ああ指導者の色を受けつつこの辺がその人らしさなのかなとか,そういう先行するものの影響を大きく受けた作品のコンテクストを楽しむことが好きです。

とはいっても,本歌の方をわかっていないとこの種のものは楽しめず,探索する時間が限られているので,あまり趣味!と胸を張っていうところまで確立されてないのですが・・・。世界的メガヒットが出るとサウンドクラウドとかにいろんなリミックスがアップされるので,メガヒットありがたいです。最近だとGet Luckyとか,Let it Goとかですかね。カンナムスタイルの時は悪夢でした(一応一通り聞いた人)。

TSUTAYAにあるジブリコーナーのアレンジCDとか一体何枚あるのかよくわかっていなくて,あまり良アレンジがないのですがついつい聞いてしまいます。カフェ用音楽コーナーもまだ手を着けてないのですが,きっと何かあると踏んでいます(「大人のジャズ」とかタイトルが下品すぎるのが難点)。YoutubeだとGoosehouseが大量にカバーをやっていて,楽しそうに歌っているのがよいです。ニコニコ動画はまとめ方のセンス(と労力)がおもしろいものがあって,名探偵コナンのメイン・テーマをまとめた動画とか笑ってしまいます。

趣味という用語の定義に”万人に理解されないけれども楽しめること”などという要件があるかどうかわからないのですが,仮にそういう定義があるとしたら劇場版名探偵コナンはまごうこと無く趣味です。毎年GWに公開されていてもう17作ぐらいになるのですが,小学生の頃から見始めて,毎年テレビで前年の物が放映されるので,3分の2ぐらいは見ていると思います。この2,3年は劇場に通うようになってしまいました。初期作品の頃は「大人(保護者)も楽しめるアニメ」として評価も高かったのですが,最近はきつい。17作もやっているとシチュエーションはネタ切れだし,主に子ども向けなのでいろいろと制約が多い,毎年見ている人向けのお約束も多い。今年はスカイツリーが舞台だったのですが,5年前に東京タワーが舞台だったじゃんと大きなお友達は思うわけです。誠に厄介な客です。それらの制約の中でなんとか新規性を毎年ひねり出さなければならないわけですが,年々派手なアクションだより。中にはハリウッド映画とか,テレビ局が制作した某邦画とかが脳裏をよぎる作品もあります。最近はもう訓練されてしまって,苦しい中そうきたかと思って,何見せられてもげらげら笑えるようになってしまっています。これは趣味ですね。