5月頃からちょっとしたご縁で山形県の鶴岡市にある東北公益文科大学大学院で組織行動論という授業を担当した。主に社会人経験者の大学院生を対象とした少人数クラスだったので,フェッファー&サットン『事実に基づく経営』を輪読しつつ,組織行動論のレクチャーをしつつの半分半分ぐらいで。ミクロ系の組織論は大学院の頃に一応勉強したものの本務校では担当していない分野だったので,教科書を何冊か読みなおして考え直す機会となった。
急に決まった開講だったためスケジュールがタイトだったのと,仙台からは片道2時間半もかかるので,ほとんど鶴岡やその近辺の観光ができなかったのは残念・・・(あと,なぜか行く日に限って晴れの日が少なかったのも不運だった)。キャンパスは鶴岡公園に隣接している良い立地で,水に浮いているように見える建築がかっこよかった。時代の趨勢は都市型立地のキャンパスに傾いているが,僕はこういう散策できる余地のあるキャンパスの方が好みだ。