2022年度尾田ゼミ選考

ゼミに関する案内が様々なところに分散していてわかりづらい仕組みなのですが、本ゼミは基本的に文書での情報提供とし,このページに集約します。

  • 教務(教員)主催
    • 募集要項 必ず全部読んでください(このページの下にも掲載します)。
    • 公開ゼミ 実施しません。
  • 学生委員会主催
    • ブース 参加します。5/11(水)12:10~13:30@3302教室 時間限定されていますのでよろしくお願いいたします。
    • ゼミ紹介動画 ありません。
    • ゼミ紹介冊子 掲載しています(このページの下にも掲載します)。

このページの更新状況

2023/01/11 編入生向けの選考結果を開示しました(更新していなかった昨年6月の第2次、第3次選考の人数も追記しました)。
2022/05/28 第1次選考の結果について開示しました。
2022/05/06 ブースの場所と時間を追記しました。

2022/04/21 本ページを公開しました。

選考について

原則書類審査のみ。部分的に、たとえばボーダーラインの対象者のみ面接を行うかもしれません(全員やらないことも充分にありえます)。

(1) 自己紹介(200字以内) 
(2) ゼミを希望する理由(400字以内) 
(3) 教員任意課題(あり)どのようなテーマや問いを卒論でやってみたいか、現時点の構想を400-1000字以内で 記入してください。(Wordファイル)

採用されたゼミ生の(1)、(2)、(3)の内容は、ゼミ生相互に公開する予定です。そのつもりで書いてください。

(1)(2)はK-SMAPYIIから提出,(3)のファイルと成績表(総取得単位と1年次の累積GPAのわかるPDFないしキャプチャ画像)は、hoda[at]kokugakuin.ac.jp に応募期間内に送ってください。(第2次選考、第3次選考では(2)、(3)、成績表の3つをメール送付してください)
1つ上の代は、2年次時点で15名、3年次編入生含めて20名おりますが、本年度の採用者数はそれよりも少なくなる予定です。学部内ルールに従い、2次募集・3次募集まで募集を開けますが、各回の採用者数は少ないと思います。

成績の目安については、過去の選考結果(2021年度2020年度)をご確認ください。1年次GPAはよくて当然というところもあり、あまり判断基準にならないのですが、3年終了次に累積GPA3.0以上をキープできそうかどうかはひとつの目安だと考えています(今の4年生は全員ではないもののほぼ満たしている)。ただし、成績がよければ自動的に採用されるわけでもありません。

編入生選考について

1月に行われた編入生向けの選考で2名の応募がありましたので、2名とも迎え入れることにしました。11名となりました。

第3次選考について

第3次選考は5名の応募、1名を通過としました。9名になりました。

第2次選考について

第2次選考は10名の応募、3名を通過としました。

第1次選考について

第1次選考は6名の応募があり、5名を通過としました。人数が少ないので、例年行っておりました落選理由については開示しません(当人には伝えました)。
この後、第2次選考・第3次選考が順次オープンとなります。若干名の追加を予定しています(2次・3次が両方0名となる状態は想定していません)。

募集要項再掲

(1) テーマ 

企業や業界の調査・分析・戦略提案(特に、公開情報の収集と分析方法について)

(2) キーワード 

経営戦略論 調査法 企業分析 業界分析 因果関係 研究方法 製造直販業 業態開発

プラットフォーム・ビジネス 広報 PR 作文 編集 

(3) ゼミの進め方(合宿など正課授業以外を含む) 

2年次はユニクロの創業者、柳井正の著作をとりあげ、マーケティング分析や財務諸表分析、他企業との戦略比較等を行います。比較的みなさんにとって身近な企業ではありますが、大ヒットしたのは皆さんが生まれる前のことであり、ユニクロがどのように成長してきたのかについては知らない部分が多いかもしれません。歴史的経緯の確認の後は、各種情報収集方法やプレゼンテーション、リポート執筆方法の学習など、基礎的な手法を一通り練習します。  

3年次前期は,研究方法や分析手法の本を輪読を行います。一つ上の代は江崎(2020)『分析者のためのデータ解釈学入門』ソシムを読んでいますが、別の本にしたり、ExcelやRなど統計ソフトの使い方などにするかもしれません。 

輪読以外に、社会に向けた発信もこの時期に試みます。年によって、ブログにしたりSNSにしたりとメディアは異なりますが、教員の評価だけでなく、市場(しじょう)の評価を受けて自分の文章や表現を修正し、編集の仕方を学ぶトレーニングです。自分の関心のあること、好きなことに取り組むということと、市場評価との折り合いをつけていくことのバランスについて学びます。 
3年次後期は、グループワークでのプロジェクトを行います。プラットフォーム・ビジネスを何かとりあげ、そのビジネスの現状を分析したり、戦略提案をしたりといった内容を予定しています。結果は、12月のゼミ成果発表会でのプレゼンテーションを行い、学期末までにレポートにまとめます。これまではキャッシュレス決済や共通ポイント(楽天ポイント等)市場、蔦屋書店の店舗設計などを取り上げてきました。今のところの候補はメルカリやNetflixですが、何を取り上げるかは皆さんと相談しながらになろうかと思います。 

4年次は各自の関心に従い、卒業論文の執筆となります。4年前期はテーマや問いの設定を試行錯誤するとともに、各自で何らかの本を1冊(あるいはそれに相当する量の文献を)読んで、まとめます。就職活動の時期ですので、一部オンデマンドを組み合わせたいと考えています。4年後期は各自調査を行ったり、卒業論文を執筆します。 

3回のプロジェクト(2年後期、3年後期、4年卒論)を通じて、企業分析の手法、とりわけ、雑誌記事や新聞記事、統計データなど公開されているデータの収集方法、読解と解釈、まとめ方などを中心に指導します。このような方針にするのは,ある程度覚えるべきことが決まっていて誰でもできるという意味で学校教育向きであるということと、皆が同じ情報を原理的には入手できるからこそ、そこから何を言えるのか、どう解釈してどうまとめなおすのかというところで純粋にその人の提案する価値が表れるのがおもしろいところかと思います。 

(4) 卒業論文以外で論文などを課す場合の詳細(枚数や時期など) 

 演習I(2年生)ではグループでレポート1回ないし2回程度書いてもらう予定です。3年次も輪読のレジュメや、プロジェクトのレポート作成など、絶えず何かしらの文章を日常的に書いたり直したりすることになります。4年次は個人で卒業論文プロジェクトを1人で遂行します。文章を書くのが嫌いな人には明確に向いていないと思います。 

(5) 先輩たちの主な就職先と傾向 

2022年春卒業の1期生は、住宅、インテリア、社労士事務所、BtoBメーカー、IT系などいろいろでした。学年によってだいぶ雰囲気が違いますので、この先も割といろいろだと思います。

(6) 教員について(自己紹介等) 

1984年兵庫県神戸市生まれ。2007年一橋大学商学部卒業,2013年一橋大学大学院博士後期課程修了,博士(商学)。一橋大学イノベーション研究センター特任助手,東北学院大学経営学部准教授を経て,2020年度より現職。本学では「経営入門」「経営組織」「製品戦略」を担当しています。ゼミ生の関心に応じて戦略論・組織論・イノベーション論あたりのトピックには対応可能です。 

(7) その他 

  • 原則毎週ノートPCを持参してください。ウェブブラウザとOfficeをフル機能で使えるものが望ましいです(Win推奨、MacはOKですが、ChromebookやiPadは非推奨)。
  • 合宿やみんなでの調査、学外イベントへの参加等は予定していません。
  • 懇親会も当面予定していませんが、各代の雰囲気を見ながら、少人数でご飯を食べたり、卒パやろうかなどとその都度提案をしています。 
  • 本ゼミは学年別に実施し、学年を越えた交流は少ない予定です。1コマ90分で終えます。なるべく普通の授業のように運営する予定です。
  • 毎回の出席が厳格に求められますし、課題の要求水準はイージーではありません。ちゃんと締め切りを守り、毎週自律的に取り組める人を求めます。普段の授業で課題の出し忘れや遅刻をする人は明確に本ゼミに向いていません。
  • 選考に際しては、取得総単位数と累積GPAを確認します。 

ゼミ紹介冊子(学生委員会提供)再掲

1.ゼミ生から見たゼミの特徴

ゼミ生について思うこと(学年によって雰囲気ががらっと変わります)

4年生:真面目な印象。/勉強に対して前向き。/4年生は気配りがうまい

3年生:想像していた以上ににぎやかで、自分の意見をしっかりと持っている人が多い印象です。/変わった人/活動的な人が多い/我が強い。/たけのこ派が多いです。/笑顔が多い/動物園(先生談)

先生について思うこと

かわいい。/接しやすい。/さっぱりとした感じで話しやすい。/生徒との距離の取り方が上手い。/ちゃんと話を聞いてくれる。/先生は、ゼミと講義とTwitterと全部違う印象です。/スタバの写真が多い/ゼミ生のふざける姿を優しい眼差しで受け入れてくれます。/基礎演も尾田先生だったが、基礎演のときより先生明るい

2.ゼミの志望動機

グループワークのゼミに惹かれたこと/経営に関する学習について授業の面白い教員から受けたかった。/このゼミでは様々なことを学び、自分の興味ある分野を見つけることができそうだと思ったから。/尾田先生の授業が好きだったため

3.ゼミに入って感じたこと

このゼミに入って良かったこと

4年生

  • 人数の多いグループワークでマネジメント能力が身についた。
  • 多人数でひとつのレポートを書いたので、文章をまとめるのが難しかったが、鍛えられたので就活でもいきている。
  • 大量の情報から必要な内容を選び取ったり、グラフの作り方や情報の見せ方で何度も修正をした。

3年生

  • 私は本を読むのが苦手だったが、このゼミに入り本読みを通じて読書の楽しさに気がついたり読むスピードが速くなったと感じるなど苦手克服にも繋がったと思う。
  • 経営者の書いた本は、話がいったりきたりして、まとめるのが大変だった。
  • 店舗の値下げの仕組みを調べるために、お店で聞き取り調査をして、行動力でがんばった。

オススメポイント/こんな人がこのゼミに向いている

  • 本を読むことに対して抵抗が無くなった。おすすめポイントとしては2点。メリハリのある雰囲気である点と、ゼミ活動の他に自分が力を入れたいことに対しても時間を作りやすい点。
  • 課題を真面目にやれる人がいいと思います。
  • 同級生との関わりがもてること。しっかりと知識を身に付けることができる。他の生徒の学習が自分の学びの参考となる。
  • ゼミ以外にも頑張ることがある人におすすめ。
  • 経営入門で見た雑談とかの雰囲気で合うなと思った人は良いと思います。
  • 先生が着任したばかりで情報が少ないから楽かどうかで判断してる人がいないのがよかった。分野で興味があるけど何をしたらいいかわからない人におすすめ

4.年間スケジュール

  1. 演習Ⅰ(2年後期)企業の調査方法と分析方法の実習(グループプロジェクト)
  2. 演習Ⅱ(3年生)前期 方法論・調査法等の輪読(個人ワーク)/後期 グループプロジェクト
  3. 演習Ⅲ(4年生)卒業論文研究(個人プロジェクト)

※グループワークでの時間外作業はありますが、ゼミ時間の延長や合宿、飲み会はありません。

5.年間予算

2年後期と3年前期にテキスト代(各学期1000円~3000円)
あとは卒業論文での資料収集等で各自の費用があるかも。

6.歴代の卒業論文のテーマ例

卒論というわけではありませんが、2022年卒業生(ゼミ1期生)の研究テーマを紹介します。
「動画投稿頻度を増やせば人気Youtuberになれるか?」
「デジタル化が進む時代になぜ紙の手帳は残るのか」
「SDGsとファッション」
「パッケージデザインと消費者認知」
「テレワーク先進国から学ぶテレワーク」
「日本の男性の育休 〜他国と比較してみて〜」
「日常生活に広がるユニバーサルデザインについて」
「プラスチックの削減 なぜストローが注目されているのか」

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