2016年度後期 「読解・作文の技法」について

後期科目の「読解・作文の技法」については第1希望者16名で定員24名だったのでとりあえず第1希望だった方には履修確定の連絡をメールで行いました。7月下旬には履修者全体が確定する予定ですので,少々お待ち下さい。

第2~4希望で回ってくる人用に,MyTGで募集要項の文面を掲載しておきます。

本講の目的は、独力で学ぶ際の読書の仕方を身につけることです。あまり予備知識のないような分野の本を、教養を培う目的で読む時に、どのような読み方をすればいいのかについて考えていきます。このような趣旨ですから、本講では皆さんの専門となる経営学以外の分野の本を読みます。
本年のテキストは筒井淳也(2015)『仕事と家族 日本は何故働きづらく、産みにくいのか』中公新書(価格は780円+税)です。本のトピックとしては女性の社会進出や少子化・晩婚化など、労働と家族の問題が並びます。ただし、これらの問題を学ぶというよりも、筆者の論の進め方や、提示されている根拠の読み解き方を中心に学びます。
各回の予習や課題の分量は多くありませんが、知らない用語や解らないことを調べ、文章の要約を作成する作業を毎週着実にこなすことが受講生には求められます。全ての回に出席し、毎回課題を提出することが良い成績で単位取得するための前提条件です。

新書を15回書けて読むのでかなりゆっくり読むことになります。流し読みをすれば毎週の予習は簡単に終わってしまいますが,負担が少ない分,時間をかけて論旨を丁寧に追う作業ができるかどうかが重要です。筋トレと似ていて,回数こなせば良いというよりは,どこの筋肉を使っているのかを自覚的に行うことが読解の際には大事なことになります。

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