2017年度のゼミ募集要項,他参考情報

2017年度のゼミ(3期生)の募集要項を書きました。そのうちMyTGを通じて配付される予定ですが,こちらにも掲載しておきます。

私や私のゼミに関連する参考情報で,webで読めるものを以下に挙げます。

  • 毎年読む本もテーマも変えているので,あまり学年間の連続性はないのですが,
    1期生(今の4年生)の3年次は,都市経済とイノベーションに関連する本を読みました。
    2期生(今の3年生)は選択アーキテクチャに関連する本を読んでいます。学修内容についてはオープンキャンパスでの模擬講義で触れましたのでご参照下さい。読む本は毎年変わるのですが,基本的に輪読(本読み)がメインです。
  • その他の活動としてはマーケティングの勉強会とか,懇親会とか。
  • 紀要『東北学院大学経営学論集』にAirbnbの事例研究や,教育用ビジネス・ケースとして河北新報のケースを掲載しています。
  • 4年生は今卒論でポケモンGOの社会的反応について調べているのですが,まだこちらはすぐに公開できそうなものがない状態です・・・。

29日(木)に泉で学生主体のゼミ紹介大会があるらしいのですが,うちのゼミは参加できません(昨日案内を受け取って3日後に開催ってのはさすがに非常識だと思うんだけど・・・)。何か質問等があれば メールかtwitter @odahajime でお問い合わせ下さい。

学習ガイド2016(1年生に配付)のゼミ紹介文

ゼミについて
私の専門はイノベーション論で,本学では特に製品開発論という講義を担当しています。イノベーションとは,世の中に新しく登場する製品やサービス,ビジネスモデルなどのことです。イノベーション論という学問領域は,このような新しいモノやサービスが発想されてから市場に出るまでの一連の活動を検討の対象とする学問で,私はその中でもイノベーションを推進する際に生じる法規制の問題を研究しています。
演習(ゼミ)ではイノベーションに限らず,広く企業経営に関連するトピックの中から毎年テーマを変えて輪読をします。この他に,「ビジネス・ケース研究」という別授業でのグループワークを必修としています。
読む本を変えながらも毎年のゼミに共通するのは,理論を学ぶことと実際に分析してみることの両方を,往復しながら行うことです。各論者の主張の違いを整理するなど,頭を鍛えることもやるし,手と足で情報を集めて情報を加工分析して発表するという一連のプロセスを面倒くさがらずにやってみることも重視します。特定の領域に関して高度な専門家になるというよりは,経営全般に興味を持ち,初めての問題にも果敢に取り組む度胸と勘がある「プロの素人」になることが,私のゼミの主眼とするところです。
せっかく経営学部に入り,社会人になる前にビジネスについて学ぶ4年もの機会を得たのですから,社会を見る目や考え方を養うことに時間を使ってほしいなと私は考えています。同じ社会現象であってもどう捉えることができるかは,自分次第です。「おもしろきことも無き世におもしろく」生きられるかどうかは社会の諸要素にどのようなつながりを見いだせるかにかかっています。そのような物の見方や考え方は,一朝一夕に変わるものではなく,時間やお金の使い方を変え,習慣を変え,いろいろなことを実際に経験しようやく身につくものです。そのプロセスのお手伝いができれば,教員としてうれしく思います。

ゼミの募集要項

1 テーマ

企業経営における提案と説得の技法

2 演習内容

世の中に新しい事業や製品,サービスを提案していく場合には,反対する社内外の人々を説得して味方に付けていくという取り組みが必要になります。同じような事業であっても,表現や交渉の仕方次第で興味を持ってもらえるか,反発されてしまうかが決まってしまうことがあります。本年度のゼミ(3期生)は説得や交渉,さらにそれらの表現の方法について輪読を行います。

前期は輪読を中心とし,後期はグループワークを行います。グループワークでは,あえて社会問題に直面している業界を対象として業界分析を行い,現状を把握すると共にその擁護を試みてもらいます。以上のようなテーマであることから,今期は下記のような興味・関心のある人を特に歓迎します。

  • 表現技法やレトリック論などに興味のある人,読書好きの人
  • 企業の公共性・社会性や倫理的問題といったトピックに関心のある人,公務員等公共性の高い職種を志望する人
  • 営業や広報など,企業による対外的な交渉やコミュニケーションに関心のある人

3 達成目標

  • 輪読を通じて表現や説得の技法について理解する。
  • グループワークを通じて,基本的な業界分析の手法を身につける。
  • 特定のトピックについて,擁護のロジックや表現方法を考える。

4 演習計画

1回目 ガイダンス 16回目 業界分析
2回目 『ビジネス・ディベート』2章 17回目 業界分析
3回目 『ビジネス・ディベート』3章 18回目 業界分析
4回目 『ビジネス・ディベート』4章 19回目 業界分析
5回目 『ビジネス・ディベート』5章 20回目 業界分析
6回目 ディベート練習1 21回目 業界分析
7回目 ディベート練習2 22回目 論点の検討
8回目 『レトリック入門』1,2章 23回目 論点の検討
9回目 『レトリック入門』3章 24回目 論点の検討
10回目 『レトリック入門』4章 25回目 論点の検討
11回目 『レトリック入門』5章 26回目 論点の検討
12回目 レトリック入門6章前半 27回目 論点の検討
13回目 レトリック入門6章後半 28回目 ディベート練習
14回目 レトリック入門7章前半 29回目 ディベート練習
15回目 レトリック入門7章後半 30回目 ディベート練習

5 成績の評価方法

毎回の提出物や発言等を元に,総合的に判断します。

本演習では出席と課題の提出が極めて重要視されます。正当な理由や事前連絡のない遅刻や欠席,課題未提出があった場合には以降の履修を認めないことがあります。

6 学習に必要な準備

毎週の予習が課せられますので,部活動やアルバイトで十分な時間がとれないことが予想される場合は,履修をご遠慮ください。

本年度は偶々トピックとしてディベートを扱い,またグループワークも行う構成となっていますが,本ゼミは基本的には,話すことよりも,正確な読解と文章が書けるようになることを重視します。この傾向は4年ゼミではさらに強くなりますので,チームワークだけでなく一人での学修を継続できることが重要です。

7 関連して受講することが望ましい科目

ゼミは説得と表現の技法に特化しますが,議論ができるようになるためには標準的な経営学における事業環境や企業戦略の理解が前提となります。そのため,3年次にビジネス・ケース分析Iとビジネス・ケース分析IIの履修を必修とします。また,経営戦略論と製品開発論を履修することを強く推奨します。

8 テキスト

茂木秀昭(2012)『ビジネス・ディベート』日経文庫。

野内良三(2002)『レトリック入門 修辞と論証』世界思想社。

9 参考文献

特になし

10 履修上の注意

  • ゼミ活動を部活動などの他の活動よりも優先できる学生のみを希望します。
  • 受講者の理解度に応じて,課題内容や進度を調整・変更する場合があります。