研究に直接関係の無い読んだ本(2013年3月~4月)

メモ残しておかないとすぐにどこかへ記憶が行ってしまう。思い出し書きなので細部ちがってるかも。

円堂都司昭(2013)『ソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へ 』

人文系の書き物というか,メタファーが多用されるわりに概念整理がなされているわけでもなく読みづらかった。この手の書き物では菊地成孔の講義録が群を抜いているのかなー。冒頭部の日本におけるフェスの歴史は知らないことが多く,勉強になった。近年の部分はアネクドートの集積なので,菅野よう子評など個別におもしろい部分はあったけど,書籍としてはもっと書きようがあるかな,という印象。

伊藤秀史(2012)『ひたすら読むエコノミクス』有斐閣。

第3章のゲーム理論の並べ方が,さすがによくわかっている人が書くとちがうなあ。理論家による具体例記述はケース屋さんの書きぶりとはまたちょっと毛色が違っていて楽しめた。個人的にマーケット・デザインは更に勉強したい。

安西洋之・中林鉄太郎(2011)『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?』

ローカライゼーションのケース集。公文式の売り込み方など。

井手英策(2013)『日本財政 転換の指針』岩波書店。

特定のカテゴリーを区切って財政出動するやりかたは,利益誘導や既得権へのバッシングを誘発するために,政治不信につながってしまう。単なる帳尻あわせの問題としての財政再建でなく,税金が有効に活用されていると国民が感じる,という状態はどういうことなのかを平明に解説。第1章の問題指摘が白眉。

三宅秀道(2012)『新しい市場のつくりかた』東洋経済新報社。

イノベーションとか新製品開発のように,社会にこれまでになかったものがどのようにうまれてくるか,という現象を,座学で教えるときの参考になる。

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