鈴木健 (2013)『なめらかな社会とその敵』 勁草書房 https://t.co/VgfKif828b 積ん読消化中,第2部PICSYまで読んだ。ここ数日思考実験的な研究をしていたので,(自分とは全体構想が逆方向だけど),空想をごりごり突き詰める系研究として参考になった。
— Oda, Hajime (@odahajime) February 22, 2017
以下,ツイートしていたメモ書き。
- 鈴木健 (2013)『なめらかな社会とその敵』 勁草書房 amzn.to/2l6VSh6 積ん読消化中,第2部PICSYまで読んだ。ここ数日思考実験的な研究をしていたので,(自分とは全体構想が逆方向だけど),空想をごりごり突き詰める系研究として参考になった。 posted at 19:39:31
- p.31「自由意志(原文ママ)があるから責任をとるのではない。責任を追及することによって自由意志という幻想をお互いに強化しているのである。(中略)だが,このトレンドは大きな曲がり角に差し掛かっている。」 posted at 19:43:07
- この本は委任関係によって過大化していく自由意志↔責任の相互共犯関係を小さく分解して社会システムを”なめらか”にしていくことを企図している。僕はシステムごと作り替えようとまでは思わないけど,この関係はどこかにhackできるはずだとは思っているので,面白く読んだ。 posted at 19:48:07
- PICSYのところしかまだ読んでないけど,ごりごりモデルを組んでくれてあるので,新メンバーは旧メンバーに比べて不利かどうかとか,リスクはどうなる,バブルがはじけたらどうなる,等々の空想が広がるのが良い本だと思う。エッセイ風の思想書ではこうはいかない。 posted at 19:53:57
- 本書の方向性だと,過剰な責任はなくなるものの,過剰な無責任も許されなくなっていくでしょうから,現状の社会システムを問い直すときに,無責任でいられることが実はもたらしている価値をどう判断するかというところがポイントかなと思いました。 posted at 20:00:15
- 2000年代の夢のあるインターネッツ論懐かしいなで読んでしまっている部分はあるかも。 posted at 20:09:06
- 昨日の続き。第3部分人民主主義。コンセプトは第2部と一緒。後知恵的には,今時のメカニズムデザインとかオークション理論の方が洗練されている印象をうける。第2部も今のブロックチェーンの進歩状況を見ると,方向としてはは違う方へ行きつつある。 posted at 11:14:46
- 第4部,自然知性。第9章のパラレルワールド論(ゲーミフィケーションなどの話)が,第2部・第3部とどう整合されているのかよくわからない。別の話として読むべき? posted at 11:16:15
- p.199。「メディアは(略)コミュニケーションが成立しているかのように偽装するシステムである」「エンコードとデコードは,単一の理論から導かれるわけではなく,別々のプロセスとして行われる」 posted at 11:19:02
- 第10章構成的社会契約論。法律の民営化(契約化)的な話。後半の方が現実とのフィットは高いのだけど,やはり前半との整合性がとれているのかどうかよくわからず。 posted at 11:27:14
- 第11章「敵」。ようやく第3部の話に戻ってきたかな。p.234「単細胞が敵の概念を獲得するにはかなり過酷な資源の希少性が要求されるが,一旦獲得した後は,それほど資源が希少でもない環境になったとしても,そのままその性質は維持されることがわかる。」進化的に安定な戦略(ESS)。 posted at 11:38:52
- だが今度は9章10章との繋がりに言葉が足らなくてわからない・・ posted at 11:40:52
- 読了。連ツイ型読書記録をやってみたかったので。 posted at 11:42:56
wordpressに全部のツイートを一番上のツイートのように埋め込むと重く,長くなりそうなので,一度twilogに吐かせてから貼り付ければ上記のように比較的シンプルにツイートをまとめられることがわかった。togetterはなるべく使いたくないので,自分のツイートだけならこれでいいかな。