大学受験に失敗したそこのあなた!浪人回避!短大から大学への系列編入

このブログは尾田ゼミの学生の執筆の元,教育の一環として投稿・公開されています。

こんにちは!

私は國學院大學北海道短期大学部(國短)から國學院大學に編入学制度を利用して進学した学生です。今回は、大学受験が思い通りにいかず、浪人をするか、もしくは志望度は低いが合格をした大学にいくか、進路を迷っている学生に向けて、編入学という魅力ある選択について紹介します。

 

・國學院大學北海道短期大学部とは?

國學院大學の系列の短期大学部で、北海道滝川市にあります。

大学には編入学を目指して進学する学生が多く、道外からの生徒が多いです。

 

結論を先に述べさせていただきますと、私は國短に進学して本当に良かったと、心の底から思っております!もう一度過去に戻る事が出来てたとしても、私は迷わず北海道滝川市で過ごす2年間を選びます!そのくらい、私の人生の中で、かけがえのない、宝物のような瞬間を過ごせたと思っております。この記事を見てくれている学生さんはきっと、國學院大學の受験後、不合格通知と共に國短から「編入学という魅力ある選択」という一枚の薄いチラシが届いたのではないでしょうか。絶対にこの進路だけはあり得ない、そう思いつつ、少し興味があり、検索していくうちにこのサイトにたどり着いた、そんな流れでしたでしょうか。(笑)私もそうでした。今はお先真っ暗だよ、っという気持ちかもしれませんが、この記事を読んだ後、その気持ちが少し、前を向くと思います。國短と出会えたあなたはラッキーです!國短は入学さえしてしまえば、本当に充実した「語れる2年間」になります。私の友達も、國短に進学した事を後悔している人は本当に1人もいません。そして今は、その友達たちと編入後も仲良しで、友達であり、戦友であり、家族のような、そんなかけがえのない仲間です。

 

この記事を通じて編入する少しの勇気と未来への希望をお届けできたらいいなと思います!

出だし、長すぎましたね!では、國學院大學北海道短期大学部の紹介をしていきます!

1.一人暮らしの制度

國短の学生は、道外出身者が多いため、学生の約8割が独り暮らしをしています。そして多くの学生が「家主連絡協議会」に登録しているアパートに住んでいます。なのでアパート全室國短生が住んでいるという状態になります。「家主連絡協議会」に登録しているアパートのほとんどに、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、ガスコンロ、ストーブ等が備え付けになっており、家賃は2万円代から高くても5万円以内で収まります。家主連絡協議会のアパートに入ると、各アパートでウェルカムパーティーを用意してくれているので、そこで友達や先輩方と仲良くなる事が出来ます。また、胆振東部大震災等の震災があった際は、家主の方が、面倒を見て下さり、おにぎりを握って持ってきてくれたり必要な物を届けてくれたりする等、学生の安全を守って下さいます。他にも、「家主連絡協議会」のアパートに住んでいる生徒全員を集めて、短大部のグラウンドでジンギスカンパーティーが開かれたりする等、学生同士が交流を計れるよう積極的にサポートしてくださいます。

私はハイツコガネというアパートに住んでいましたが、大家さんが本当に入学から卒業まで面倒を見て下さり、おにぎりをもってきて下さったり、冬は雪で扉が開けられなくなるので朝早くにおきて雪かきをしてくださったり、本当にお世話になりました。第二のお父さん・お母さんができた、そんな気持ちになるほど、温かく学生生活を見守りサポートして頂きました。

ちなみに、家具は短大から歩いて5分の所にニトリがあるのでそこでゲットできます。みんなそこで買うので、誰の家に行ってもだいたい同じようなシーツや机です。意図せずお揃いです。

 

2.学生生活の様子

学生のほとんどが短大部から15分圏内に住んでいるため、私はほぼ毎日友達と家で鍋パーティーをしたり、たこ焼きパーティーをしたり、お酒を飲んだり(もちろん20歳超えてからですよもちろん笑)していました。本当に毎日誰かといたので、一人でいる時間は少なかったです。

そして学期末テストの期間はみんなで勉強します。このテストの平均点で編入出来るかが決まるので、死に物狂いで勉強します。私はアパートから自転車で10分のところにあるガストで、テスト期間は勉強していましたが、閉店時間のa.m2:00まで友達と勉強していました。滝川市は田舎なのですごく星が大きくてキレイなのですが、テスト勉強帰りに見る星が本当にきれいでした(笑)

アルバイトは山楽街という飲食店の並ぶ場所で働くか、マックスバリュー(通称マクバ、地元の人はバリューと呼んでいるみたいです)やニトリ、イオン、ホーマックがある場所で働くかの2択です。たまに、野上というちょっと遠いケーキ屋さんで働く人もいます。どこのバイトでも、終わる時間がだいたい同じなので、連絡を取り合って、一緒に帰ります。たまに(私の場合は頻繁に)、そのあと山楽街で飲んだり、家で友達と映画を見たりします。そして、朝シャワーを浴びて、同じ授業に行きます。

こんな感じで生活しているので、一人で寂しい事は一切ありませんでした。私の家は常にだれかの洗濯物があり、友達に洋服を貸すので私の服がありませんでした。本当に家族のような感覚になるので、そこらへんの感覚が、みんな自由になっています。試験は真剣に友達と一丸となって取り組み、遊ぶときはとことん遊ぶ、そんな2年間が楽しかったです。不安でたまらない2年間がスタートしたとおもったら、そう思ったのは入学式が始まるまでで、その後はあっっっという間にすぎていきました。マジで楽しかったです!

 

 

3.編入学合格を勝ち取るための条件

ここまでは、楽しい滝川での短大生活について話しましたが、その楽しさは編入学への勉強も遊びと同じぐらい真剣に取り組み、編入学に向けてやる時はやって合格をつかんだからこそ、滝川時代のすべての思い出が楽しかったという気持ちに繋がっています。

ここでは編入学の条件と、編入率について、実際どうなのかお話したいと思います。

 

以下國學院大學北海道短期大学部:推薦入学より引用↓

全ての学部・学科(子ども支援学科を除く)へ推薦編入学が可能

(1) 短期大学部の所定の課程を修め、卒業すること。

(2) ①短期大学部での成績が70点以上(法学部を除く) ②法学部はS、Aの評価が2/3以上。

(3) 希望先の学科ごとに指定された集中講義を履修しその上位2科目の平均が70点以上であること。

(4) 幼児児童教育学科児童教育コースに所属する学生は小学校教諭二種免許状を取得見込であること。

また、編入条件を満たしても、絶対に國學院大學へ編入できるというわけではありません。編入学の条件を満たしても、編入できる人数枠(年によって変動)があり、その人数枠を超える場合は成績順で編入の可否が決まります。希望学科への編入が難しそうな場合、他学科も視野に入れた履修方法を勧められたり、他大学への編入の指導も行われています。最近人気があるのは、史学科、経済学部、人間開発部。それ以外の学科は、例年枠内でおさまる傾向があります。

 

集中講義とは、夏休み・冬休みに、國學院大學(本学)から教授が来て本学で行われている授業を4日間で16限分を受講するものになります。私は、この集中講義が短大生活で一番きつかった事でした。最終日の最終時限に、本学の生徒と同じ試験を受験し、その点数の平均点が70点以上を取得しなくてはいけません。

また、ここには短期大学部での成績が70点以上・集中講義の点数が70点以上という事ですが、それは2次推薦の基準であり、第一希望の学部に確実に行くためには実際は、一次推薦の基準である共に平均75点以上が求められます。さらに経済学部への進学希望者で希望学科がある人は、共に平均80点以上が求められます。

 

いろんなことを書きましたが、編入率はとても高いと思います。編入の条件さえ満たせれば、希望学科以外も視野に入れたら、かなりの確率で國學院大學に編入する事が出来ます

 

 

編入実績 2021年4月1日現在

 

国文学科 編入学 52名
文学部 日本文学科 24名
文学部 中国文学科 0名
文学部 史学科 16名
神道文化学部 神道文化学科 12名

 

総合教養学科 編入学 72名
文学部 外国語文化学科 14名
文学部 哲学科 11名
経済学部 経営学科 16名
経済学部経済ネットワーキング 学科 18名
経済学部 経済学科 11名
法学部 法律専攻 2名

 

児童教育コース 編入学 26名
人間開発部学部 初等教育学科 7名
人間開発部学部 健康体育学科 7名
文学部 日本文学科 2名
文学部 外国語文化学科 6名
文学部 史学科 4名

 

4.編入後の支援

本学には國短から編入してきた先輩方が沢山いらっしゃいます!そして、本学には滝川会という団体があり、國短からの編入生は全員その会員に自動的になります。そのため、本学入学後も先輩から手厚いサポートをしてもらう事ができ、履修や学校生活、アルバイト、就職活動等、様々な側面でバックアップしてくださいます。なので、困った事があればすぐに相談し頼る事の出来る環境が整っているので、なんの心配もせず新生活を始める事が出来ます!また、就職活動については、本学の編入学性担当のキャリアサポーターによる就活講座、就職相談会の開催等が短大在籍次から定期的に行われており、本学進学後も引き続き支援をして頂く事が出来ます。

3年生からサークルや部活動、ゼミに所属している編入生も多くいて、何でも挑戦できます!編入生だからできない事は有りませんでした!

 

個人的には編入後、何でも良いので何か新しい場所に所属する事をお勧めします。短大時代の友達とは、当たり前の様に3年生になっても時間を合わせて遊んだりご飯を食べたり、授業を一緒に受けたりして仲良くしています。一方で、短大生同士で仲が良すぎて、本学には友達がいない人が沢山いました。せっかく進学したのだから、そこで新しく出会い仲間を作る事も、少し勇気はいりますが挑戦してみてほしいと思います!私はゼミに入りましたが、そこで本学の友達を作る事ができました。私のゼミは12人で少人数であることもあって、ゼミ生同士がすごく仲が良いのですが、最初から編入生を温かく迎え入れてくれるような、優しい学生さんばかりでした。本当にうれしかったです。今はコロナウイルスの影響でなかなかゼミ以外の時間で集まる事は難しいですが、卒業までに先生を含めたゼミのメンバーでご飯に行きたいなと思っています。

 

5.短大に進学して良かった事

最後に國短に進学して良かった事をお話したいと思います。それは「語れる2年間」になった事です。この「語れる2年間」という言葉は、國短の先生から言われた言葉です。これは、國短でしかできない事、一人暮らしでしか経験できない事、北海道でしかできない事、滝川市でないとできない事、とにかく何でも機会があるなら挑戦して、「滝川生活2年間でこんなにいろんなこと経験したよ、身についたよと語れる、そんな2年間にしよう」という意味です。この言葉通り、本当にいろんなことに挑戦して自己成長につなげる事ができました。きっとそれは、國短生はバイタリティーがある人が多いので、周りに影響されて何でもやってみようという気持ちになるからだと思います。

この伝染していくバイタリティーのおかげで、いろんな事に挑戦する事ができたため、就職活動ではそれが武器となり、就職活動を優位に進める事が出来ました。他の学生がアルバイトの話をして、売上〇%向上させました、と真面目な面接をしている横で、「編入学のために北海道の滝市川に2年間いったんですよ」というだけで、面接官には「滝川市ってどこ?」「雪どのくらい降るの?」「編入学の制度ってどんな感じ?」「北海道生活の一番の思い出は?」と、これが面接で大丈夫そう?(笑)と思うくらい、本当に難しい事ではなく、面接官が純粋に気になった質問に答えるような感覚でした。「編入学」×「滝川市」のコンビは最強でした。これが札幌だと、都会だからぜんぜん大変に聞こえないんです。滝川市だから、「へ?どこそれ?」という所から始まり、「豪雪地帯なんだ、一人暮らしも大変だったでしょ、編入もやり遂げて、すごいな」「あれ、編入学以外にも学生会長してたんだ、すご」「この学生は、2年間大学進学に向けて単身北海道に渡り編入学に向けて挑戦した。→初志貫徹の精神でやると決めたらやり切る力、精神の強さ、忍耐強さ、継続力、バイタリティーがあるな」と判断してもらえます。

なので、札幌ならまだ行ったのにと思う学生さんがいると思いますが、滝川だから良いんです、滝川じゃないとだめです。人事の方が受ける印象は、きっと今この記事をよんでいるあなたと同じ気持ちだと思います。2年間やり遂げた卒業生がいるんだ、すごいな、と感じませんか?私もそうでした!でも、今思い返しても大変な事は全然なくて、本当に楽しくて、一瞬で過ぎていった2年間になりましたよ。だから、安心してください!

あともうひとつ。「語れる2年間」になったのは、家族のような友達が出来た事にもあります。2年間、地元の友達ともすぐに会える距離ではないので(なんつったって、陸繋がってませんからね、海はさんでますから)、ずっと國短の友達といました。編入学、2年間の独り暮らしという滝川時代を共有した友達は、特別な存在になります。編入学を乗り越えた國短の友達みんなとは、編入後、就職活動を始める際も一致団結して、団体戦で取り組みました。また、國短の友達とご飯に行ったり旅行したりした時、話の話題は國短時代の思い出話で盛り上がります。1年生の4月の入学式で遅刻してきた、というエピソードから卒業まで、毎回同じ話をします。今後もきっと、みんなであつまったら永遠に同じネタをつまみにお酒を飲む事になるんだと思います。そのくらい2年間全力ですごしたから「語れる2年間」になりました。

 

短大で過ごす時間は、きっとあなたの人生の財産になると思います。この記事を読んで、短大に行く少しの勇気と未来への希望をお届けできたら嬉しいです!起こることはすべてベストです。今置かれている状態をぜひチャンスだと捉え、進学した先で悔いのない時間をすごせる事を祈っております!

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