『組織科学』への投稿本数の変遷

CFP特集号への投稿本数の変遷

組織学会の学会誌『組織科学』は年1回公募形式の特集号があって,巻頭言などに投稿本数の記載があるのだけど,インターネット上には記録が残っていないようなのでここに備忘禄がてら掲載しておく。これらのCFP特集号論文は査読付論文,他の特集号は招待論文となっている。

第1回 2007,41(2)特集「組織の基盤としての人」 26本投稿,8本掲載
第2回 2008,42(2)特集「市場と組織のインターフェイス」 12本投稿,4本掲載
第3回 2010,43(3)特集「組織とグローバリゼーション」11本投稿,4本掲載
第4回 2011,44(3)特集「経営組織の分厚い記述」38本投稿,6本掲載
第5回 2012,45(3)特集「組織をめぐるパワー」投稿本数不明,3本掲載
第6回 2013,46(3)特集「組織と時間軸」18本投稿,4本掲載
第7回 2014,47(3)特集「企業家活動の多様性とダイナミズム」24本投稿,5本掲載
第8回 2015,48(3)特集「戦略・組織をめぐる理論的展開」16本投稿,3本掲載
第9回 2016,49(3)特集「イノベーションと価値づくり」19本投稿,4本掲載
第10回 2017,50(3)特集「組織間関係の構造と戦略」25本投稿,4本掲載
第11回 2018,51(3)特集「組織の危機」14本投稿,5本掲載
第12回 2019,52(3)特集「創造する組織,創造する産業」16本投稿,4本掲載

倍率4倍ぐらいの時もあれば5,6倍になることもある。

自由論題の投稿状況

ついでに自由論題についても触れておく。2007年41巻2号には「本誌自由論題への投稿は,1年で多くても60本弱が限度である。」との記載があった。現在組織学会のウェブにでている審査状況だと「16年1月~17年6月」の1年半に有効投稿数36本となっているので,1年換算すると24本ということになる。2018年から自由論題だけで構成される自由論題号もできたことだし,厳しい査読と思われがちだが,案外自由論題への投稿もいいのではという気もする。

投稿本数が少なくなっているのは,経営学コミュニティ全体の高齢化や大学院生の不足の問題なのか,もう国内誌は飛ばして海外に投稿する人達がいてその人達が国内学会では見えづらくなっているのか,そのあたりの事情はわからないが,研究者コミュニティを次世代に残すためにも,自分の出来る範囲でできることはしていきたいと思っている。

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