募集に際していくつかの補足
今回の募集より,4年次の継続履修を前提としないプログラムへの変更を考えています。継続履修してもいいし,3年次のみの受講も可能です。4年次にやることは未定ですが,本読み中心でのカリキュラムを予定しています。
ゼミと並行して「経営戦略論(秋池先生)」「ビジネス・ケース研究(秋池先生・竹内先生・尾田)」の履修を強く推奨します。その他,尾田の開講する科目としては「文献購読I」「製品開発論」がありますが,こちらはお好みでどうぞ。来年度の文献購読Iではアンドリュー・キーン『インターネットは自由を奪う』早川書房,を読む予定です。
その他当ウェブサイトで関連しそうなページ
9月21日のゼミ紹介大会のパンフレットに掲載したページ
シラバス
1 テーマ
イノベーションとルールメイキング
2 演習内容
通常の競争戦略では既に定まったルールの中で競争を行いますが,イノベーションが関わる時代の先端的な局面ではルールを守るだけでなく,ルールを作っていくことが競争上非常に重要になります。また,ルールを作るためには社内外の人々を説得して味方に付けていくという取り組みが必要になります。
本年度のゼミ(4期生)の前半は『法のデザイン』を輪読し,各領域における先端事例とルールの作られ方の関係について学びます。後期では説得や交渉,さらにそれらの表現の方法について輪読を行いつつ,『法のデザイン』の中で特に興味深いと感じたトピックについて調査学習を行います。
3 達成目標
- イノベーションを進めていく際のルールメイキングについて学ぶ。
- 説得や交渉の局面における議論の表現方法を身につける。
4 演習計画
1回目 ガイダンス
2回目 『法のデザイン』
3回目 『法のデザイン』
4回目 『法のデザイン』
5回目 『法のデザイン』
6回目 『法のデザイン』
7回目 『法のデザイン』
8回目 『法のデザイン』
9回目 『法のデザイン』
10回目 『法のデザイン』
11回目 調査学習
12回目 類似のレトリックで反論する
13回目 調査学習
14回目 類似のレトリックに反論する
15回目 調査学習
16回目 調査学習
17回目 『反論の技術』抜粋
18回目 調査学習
19回目 『議論入門』1章
20回目 調査学習
21回目 『議論入門』2章
22回目 調査学習
23回目 『議論入門』3章
24回目 調査学習
25回目 『議論入門』4章
26回目 調査学習
27回目 『議論入門』5章
28回目 調査学習
29回目 調査学習
30回目 調査学習
5 成績の評価方法
毎回の提出物や発言等を元に,総合的に判断します。本演習では出席と課題の提出が極めて重要視されます。正当な理由や事前連絡のない遅刻や欠席,課題未提出があった場合には以降の履修を認めないことがあります。
6 学習に必要な準備
毎週の予習が課せられますので,部活動やアルバイトで十分な時間がとれないことが予想される場合は,履修をご遠慮ください。ゼミ活動を他の活動よりも優先できる学生のみを希望します。
本ゼミは文献を大量に読み,正確に読解し,文章を書けるようになることを重視します。チームワークも重要ですが1人1人が自分自身で学修を継続できることが重要です。
7 関連して受講することが望ましい科目
経営戦略論とビジネスケース研究を履修することを強く推奨します。
8 テキスト
水野祐(2017)『法のデザイン』フィルムアート社。
香西秀信(2016)『議論入門 負けないための5つの技術 (ちくま学芸文庫)』筑摩書房。
9 参考文献
教員についての詳細情報は https://odahajime.jp/ を参照してください。
10 履修上の注意
予備登録用紙の志望動機欄には,これまでの学生生活で特にどのようなことについて努力してきたのか,自己紹介を含めて志望動機を作成して下さい。どのような人物なのか不明確な場合,また志望動機全体の文量が不十分な場合には選考の対象外となることがあります。