大型4Kモニタ×2枚のPC環境 使用感レビュー

自宅のPC環境を変えました。具体的にはタイトルの通りで,ディスプレイを4Kモニタ(42.5インチ)×2枚という巨大な構成にしました。さすがにこの環境は世間でもまだ開拓中だと思いますので,使用開始2週間ぐらいでのファーストインプレッションをレビューしようと思います。

使用者と場所と用途

  • 使用者:30代男性(近眼,眼鏡使用)
    • 20代の頃よりは細かい字がきつくなってきているものの,老眼ではない。27インチや32インチの4Kモニタをドットバイドット(ドット等倍)で使うのは細かすぎて無理
  •  場所:自宅
    • 自宅と職場の両方で仕事するようなワークスタイル
    • 職場は,32インチWQHD(2560x1440)+23インチフルHD×3枚の4枚構成で数年使っている
    • 自宅はこれまでフルHD×2枚(32インチと24インチ)の構成だった。自宅での仕事比率を少し上げようかと思って環境充実のために今回の投資に至った
  • 用途:一般的なオフィスワークとプライベート(Microsoft Office,メール,ブラウジング,PDF閲覧)
    • デスクトップPC(Windows 10),詳細スペックは後述
    • 音楽と映画鑑賞用の環境は別途有り(今回の環境構築にあたり,分離させた)

今回の投資内容結果

  • 元々の環境
    • 机 / Garage(プラス)AFデスク 幅140cm×奥行き70cm
    • 椅子 / ハーマンミラーミラチェア
    • 自作PC(2014年構築)
      • マザーボード / ASUS H87-PRO
      • CPU / Intel Core i5-4440 @3.10GHz
      • メモリ / DDR3 12GB → 今回ついでに32GBに増設
  • 4Kディスプレイ2枚体制のために今回行った主たる投資
    • 机 /  Garage(プラス)AFデスク 幅180cm×奥行き70cm(46,224円)を追加購入,机2つ体制に
      • 43インチ(幅1m)を2枚置くには,横幅が2m必要。
    • グラフィックボード /  ASUS GTX 1060-6GB(27,411円)にリプレイス
      • 4Kディスプレイを2枚繋げられるものに交換
    • ディスプレイ /  I-O DATA EX-LD4K431DB(49,797円)×2枚を購入
      • コストパフォーマンスに優れた製品を購入
    • 合計金額:173,229円

 

使用感

  • ふははははは 広い!広いぞ!ディスプレイに稼働率という概念が生まれた。フルHD8枚分のうち,通常稼働は6枚分ぐらい。左右の端の方にメールやカレンダーを常時表示しておけて,なお余るスペース。本気作業になるとやっと8枚分を使う感じ。
  • 43インチの広さを活かして,PDFやKindleを拡大閲覧可能。見やすい!
  • ワードは何枚も同時に表示できる。長文の執筆に最高。
  • 今後の課題はスピーカー。ディスプレイが横幅2メートルあるので,ブックシェルフ型のスピーカーは置く場所がない。サウンドバータイプのスピーカーを追加購入予定。

デスクの全体像。左袖にしているのは僕が左利きであるため。書類作業やノートPCを使うときは左側で作業する。左端には余った24インチディスプレイを置いている(ノートPCのマルチモニタ用)。

ディスプレイの様子。実際の作業画面は見せられないのだが・・・フルサイズのキーボードが小さく見える。右画面にはMSWordで100%等倍のA4原稿を表示させてみた。4枚1度に閲覧できる。

選択肢の選定プロセス

  • ディスプレイ環境
    • 4K1枚<フルHD4枚
      • 職場でのモニタ4枚環境の経験から,モニタが別れている方が便利な部分があると判断(モニタ毎に用途を分けられる,順次投資が可能である)
    • フルHD×5枚以上
      • 配線と電源,グラフィックボードの対応が面倒・・・
    • 4K1枚+フルHD2,3枚
      • 4K2枚を試してみて思ったのは,作業効率としてはこれが最強かもしれない。いつもいつも4Kモニタが使いたいわけではないので
    • 4K2枚
      • フルHD8枚換算のワークプレイス
      • マルチモニタ環境としては比較的すっきりした見た目になるのが良い(職場ならごちゃごちゃでも良いが,自宅なのである程度見た目にもこだわりたい)
  • リビングPC(TVボードとソファ) か, 普通のデスク(机とオフィスチェア)か
    • 最初は4K1枚を検討していた。55インチや65インチなどの大きいものを,動画鑑賞用も兼ねて,リビングPCにするのも良いかと思った。
    • 55インチをデスク上に置くと,縦が75センチになって首の上下移動が若干必要になる。→普通のTVボードに置かざるをえないのでは?
    • プライベート用途(音楽や映画)にはリビングPCの方が望ましい
    • 仕事の追い込みになったときに,キーボード入力を長時間する場合にソファ座りで対応できるか不安だったのでリビングPC構想は断念するに至った
      • ソファにはこれまで使っていた32インチフルHDモニタを回すことにした。PS4専用ディスプレイとしてNetflixなどを見ている。オーディオ環境もこちらに。
  • なぜ43インチになったか?
    • 一般的なディスプレイの23~24インチフルHDのドットピッチに近い
    • デスク上におけるディスプレイサイズの限界(縦60センチ×横1m),とりわけ縦の首移動は最小限にしたかった。
  • なぜ43インチ×2枚になったか?
    • 圧倒的コストパフォーマンス。IODATAの55インチが約10万円であるのに対して43インチならば5万円→これならば2枚買える!
    • 圧倒的ワークプレイス。フルHD8枚分やで!どうせならやろう。
  • その結果どうなったか?
    • 横幅2メートルという巨大な机が必要になった。→机を1つ買い足してくっつけて逆L字型にして対応

結論

4Kモニタを2枚導入することで,作業効率としてベストではないものの,ベストにかなり近い環境を組むことができました。ただし,部屋の広さとデスクの広さを要することが難点だと思われます。

PCゲームや写真編集などをしないのであれば43インチ4Kディスプレイが5万円で買えるので,比較的安価に4KディスプレイをPC環境に組みいれることができる状況になったと思います。4K2枚になると,机への投資も必要です。

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