新卒の方必見! 給料から引かれていく控除について教えます!

このブログは尾田ゼミの学生の執筆の元,教育の一環として投稿・公開されています。

1 はじめに

数々の就活という名の試練を乗り越えて、内定を獲得した学生にとって今少なからず疑問に思っていることがあるのではないでしょうか。そう、給料についてです。例えば求人票には基本給20万円と書いてあったとします。さてこの時、この20万円から何が控除され、いくら手元にくるのでしょうか。

因みに控除とは「金額を引く」という意味合いを持っています。

汗水たらして、必死になって働いた労働力の対価として払われる給料。知っていて損する情報ではありません。大まかな情報ではありますが、紹介していこうかとおもいます。

 

2 給料から引かれるものは何なのか

まず初めに、給料から引かれるものは大きく分けて「税金」と「社会保険」になります。

税金は大きく分けて「所得税」「住民税」の2つに、社会保険は「健康保険」「介護保険」「厚生年金」「雇用保険」の4つに分かれます。

もう少し詳しく説明していきます。

 

税金

所得税

所得税は国税であり、所得にかかる税金です。企業があらかじめ給与から天引きして代納するしくみ(源泉徴収)で控除されています。この源泉徴収された税金は年末調整によって正確な税額になります。

住民税

住民税は地方税であり、自身が住んでいる地域によって税金額が変わってきます。その決まった税額が6月から翌年5月までの給与から控除されるという仕組みです。

 

■社会保険

健康保険

健康保険とは国の医療保険のうちの1つです。保険料を協会や組合に収めることで、病気やケガなどで医療を受けた際にかかる医療費を抑えられるしくみです。

 

介護保険

介護保険は介護が必要な方に、その費用を給付してくれる保険です。40歳以上になると介護保険の被保険者となり、保険料が徴収されます。

 

厚生年金

厚生年金とは政府が労働者を対象に運営する年金制度のことです。一定期間「年金保険料」を国に払い続ける代わりに65歳以上になると毎月国からお金がもらえるという仕組みです。

 

雇用保険

雇用保険とは、失業時や教育訓練を受ける時などに給付金を受け入れる制度です。例えば失業者は収入が入らないため、生活に困窮する恐れがあります。雇用保険に加入していることで、失業時に国から援助を受け入れられるため、再就職の促進につながります。

 

3 いつから天引きされるのか

先ほど説明したように給料からいろいろな項目が控除され手取り収入がどんどん減っていきます。

しかし、社会人になってすぐにこれら全てが控除される訳ではありません。

 

まず初任給から控除されるのは、雇用保険所得税です。

そして初任給の翌月から健康保険厚生年金が引かれていきます。

住民税は前年の所得に対して課税され6月の給与から控除されるため、入社2年目の6月から控除されます。

最後に介護保険。介護保険は前文で記入した通り40歳になると被保険者になるので、40歳から徴収控除されます。

以上のように税や保険の種類によって天引きされる時期が変わってきます。

個人的なオススメとしては、住民税がかからない入社1年目に貯金を貯めておくのがポイントです!

 

4 まとめ

ざっくりどのような税や保険が給料から天引きされるのか説明してきましたが、ここに記載されているのは一般的なものであり、企業によっては違うところもあります。その為、これから新社会人なる方は改めて内定先の求人票を見て、どのような保険が控除される予定なのか確認するのが良いでしょう。また現在すでに働いている方で今回ブログを読んで下さった方も、改めて給与明細を見て、将来を見据えた控除がなされているのか確認するのもいいのかもしれません。

ここまで駆け足になりましたが以上になります。

ご朗読いただきありがとうございました。

 

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