基金についての雑記

100万円かけたのにあと2千円が足らない:大学生の教科書代問題」と「ご支援のお願い」を書くに当たって、背後で考えていたこととかをざっくり書いておく。

2019年10月9日、『野生化するイノベーション』を10冊発注、10月16日のゼミでゼミ生に配った。この時は特に深い考えがあったわけではなく、タダこの本を僕がちゃんと読みたかったとか、年次の予定にない本だとか、そんな理由で書籍代は僕がもつことにした。感想としては飲み会代を出すよりはこっちの方が良いなーぐらいは思ったような気がする(まあ飲み会代も出すんだけど・・・)。

1年に数冊読むような多読するゼミをやろうとすると、学生の予算制約にひっかかる、かといって大量のコピーをするのは著作権にひっかかる。そのくらいのことは何度か考えていた。つまり、最初の発想は授業よりもゼミの資金をどうしようかなというところにあった。

2019年12月27日、来年度新しい勤務先で受け持つ講義が、そこそこの大人数&同じ講義を前期と後期でリピート開講する仕組みであることを確認した。100人の授業を年間2回で200人。4年やれば800人。各回150人の授業だと1200人に上る。

ここから数日、ぼんやり何パターンか教科書を貸して数回転させる事業の在り方について考える。素人調査の範囲では、無料で貸与する分には著作権上もなんとかなりそう。

これを非営利事業だとすると、1度50万円とか100万円とか出してしまったら、それを引っ込めたり回収することができなくなるので、どんなリターンが自分にもたらされるかをいろいろ考える。

お金をかけるとできることが増えそうなのはゼミの方だけど、大人数授業の方がいろいろデータとるには良さそう。仮に100人に教科書を貸与したとして、何人ぐらいがやる気をだしてくれるのか、何人ぐらいが返してくれないのか、社会人になってから寄付する側にまわってくれる人はいるだろうか。

副次的な効果として、このプチ非営利事業をやることで僕自身がより真剣に教育に向き合うようになるだろうな、ということも予想できる。2単位15回だけの付き合いじゃなくて、より長期にゆるい関係を保たないとこの事業はうまくいかないから。

その他、将来的に法人化する場合について調査。NPO法人と一般社団法人の違いとかを調べる。ちゃんとしたところだと、寄付すると税制上の優遇措置とかあるけど、あのあたりはどうなっているんだろうと思って。公益と共益の違いについて学ぶ。この事業の貢献先は誰でも享受できるわけではなく、僕の受講生ということになるので、共益ですね。NPO法人には個人名は使えないとか、そういうことも知る。いずれにしても法人化は遠い先のことなので、当分は個人でやるしかない。とりあえず「尾田基教育研究基金(仮称)」とした。研究って一応名前には入れてるけれども、当分は教育経費のみ。

クラウドファンディングも一応ちょっと見た。10%前後の手数料がかかるのと、通常1ヶ月程度の期間限定の募集になる。そんなに大きなお金を集めるつもりもないし、時間をかけてゆっくりやりたいので、選択肢から外す。

2019年12月31日、先にご支援を受け取るロジ周りを作っておくことに。気が早いような気もしたけど、事業計画を話したときに機会損失が発生するのももったいない気がしたので。GmailとAmazonのアカウントを新しく作り、ウィッシュリストを作る。年明けてすぐに公開。

2020年1月1日、「100万円かけたのにあと2千円が足らない:大学生の教科書代問題」を公開。学費と対比させると効果的なのではとか、生活費のデータは必要だよねとか考えながら書いた。とりあえず一般的なデータで固めて、新年度になってからもっとリアルなデータに更新すればよいだろう。まだ文章だけなので、これをポンチ絵にして、チラシやスライドを作りたい。

2020年1月4日、Amazonから荷物が届く。早速ご支援いただいた!心の準備できてない!メールの通知とか無いのね・・・!

目標金額的にはとりあえず15万円とか30万円集まればできることはあるし、ご支援で集まらなくても自分で出せば良いので、そんなに大きな問題はない。より重要なのは支援してくださる人数をいっぱい集めること。普通の大学生って、勉強は自分のためにするものだと思ってるかもしれないけれど、社会がとても応援している、社会的な営みなんだよということを可視化するための工夫をしていく必要がある。

タイトルとURLをコピーしました